謹賀新年 2024

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いいたします。

 

昨年末も、慌ただしい年越しでした。例年のことながら年賀状になかなか取り掛かれず、徹夜して一晩でゴム版を彫刻刀で掘り上げ、翌日に細かな修正をして版画用絵具で刷り、透明水彩で手彩色。住所を書き、一枚ずつコメントを入れ終えたら、30日の夕方でした。(まったく元旦には届きようのない年賀状で、毎年楽しみにしてくださっている生徒さん方には申し訳ありません)

 

今年は年越しそばを手打ちしようと決めていたので、寝不足でボーッとする頭をふりふり、蕎麦を打ちました。

以前から道具は家にあるのですが、まだこれまで10回くらい打ったかな、というくらい。少しずつ習いながら打ってみますが、粉に水を馴染ませていく初めの手の動きからして難しく、苦戦。水加減や練り加減というものは口で言われてもよくわかりませんし、自分の感覚がつかめるまで、前に打った時の事を忘れないうちに繰り返し打ってみるのがいいのでしょうが、なかなかそう熱心な研究家にもなれず……。

 

でも今回は教えてもらいながら打ったので、まずまずの出来になって満足!

ちなみに、一度だけ一人で打って最高の出来になったことがありましたが、深大寺蕎麦のお店で買った新蕎麦粉がもともとものすごく美味しかったのと、あとの打ち方はまぐれ当たりだと思われます。

 

今回は写真に撮るのを忘れましたが、焼いたネギとカモの燻製のスライスを入れた、鴨南蛮もどきにしていただきました。

この汁は(蕎麦通には怒られるかもしれませんが)、生の鴨肉を焼いて入れるよりもずっと手軽で味も決まりやすいので、最近気に入っています♪

 

蕎麦を打つのは道具の準備から、打って茹でて片付けるまで、結構手間がかかりますし、一度やると「しばらくはいいかな」という気分になってしまいます。

でもいつかは上手になってみたい料理のひとつなので、今年はもう少し頑張って打てたらいいなと思います。ちなみに、同じようにいつかは上手に作れるようになりたい料理はほかに、中華せいろで蒸す肉まん、パエリアパンで作るパエリア、クグロフ、ガレットデロワなどいろいろあり、しかも年々増えているような……??

 

「本を読みつくすのに、人生はあまりに短い」というような言い方をしますが、料理でも同じことが言えそうです。