こども園の今月2度目の教室では、ちょっと早いですが節分に向けて、鬼のお面を作りました。
鬼というと、赤鬼か青鬼のイメージが根強いですが、今回は緑の鬼でも虹色の鬼でも、なんでもござれ!
イメージにとらわれず、好きな色でのびのびと作ってもらうことにしました。
まずは、「こんな色の鬼にしたい」と思う色の折り紙を選んで、それを適当な大きさにちぎっていきます。はじめははさみを使うことも考えましたが、折り紙ならばちぎった方が味が出るとわかったのでちぎることに。
紙がちぎれたら、あらかじめ目の部分に穴をあけた紙皿に糊を塗り、紙を貼り付けていきます。たとえ夢中になっても、間違えて目の穴まで紙で塞いでしまわないように……。
顔全体に紙を貼ったら、色のバランスを考えながら口や鼻のパーツ(こちらもいろんな色が用意されています)を選んで貼ります。ごちゃごちゃと色の混ざった顔の中でもそれぞれのパーツが目立つように、たとえば口のパーツでも青や緑などの色まで用意しておきました。
口と鼻を貼り、金色の折り紙でできた牙も貼ると、すっかり鬼らしくなってきました。
金色の厚紙で出来た角も貼りますが、これも1本にするか2本にするかを本人に選んでもらいました。一般的に2本角の鬼のイラストが多いので、むしろ1本の角を新鮮に感じるようで、あえてそれを選ぶ子もいれば、「もらえるならなるべく多い方がいい!」といわんばかりに2本の角を選ぶ子も。
最後に、モジャモジャとした3種の毛糸から好きなものを選んで貼り付けて、完成!
(本当は穴の周りをマーカーで塗って黒目とするのですが、湿っているとぬりにくいので、後で描くことに。かぶるためのひもも、乾いてからつけます)
今回は初めに「どんな色にしたいか」をイメージしてから折り紙を選びに行ってもらったためか、いつも”自分が好きな色”として選ぶような色ではなく、ちゃんと「今日はこの色にしてみよう」という感覚で選んでいたようなのが素晴らしかったと思います。
また、一見同じような仕上がりに見えても、よーく見ると、色使いや紙の貼り方、顔のパーツの並べ方などに個性があるのも面白いところ。子どものお迎えにいらしたお母様方は、並んだ作品だけを見て、”どの作品がどの子のものか”を当てて楽しんでいらっしゃるのだそうです。
さて、今年の節分は2月3日。このカラフルなお面をかぶって、豆まきを楽しんでくれるといいなと思います。