かわいいターキー?

Merry Christmas!!
Merry Christmas!!

少し遅くなりましたが、クリスマスの写真を載せておきます。

 

テーブルにどーーんと盛られているのは、ターキー(七面鳥)です。

昔、アメリカ帰りの方からターキーのレシピを習って以来、我が家ではターキーが手に入ればターキー、入らなければ丸ごとの鶏でローストを作っています。

 

ターキーの味わいは、見た目に寄らずあっさり。ただ、鶏よりは少しパサついているので、ひと工夫が必要です。今年はハーブ入りの塩水につける方法で焼きました。

中のスタッフィング(詰め物)は、はじめに教わった、玉ねぎのみじん切りとサイコロ状に切った食パンなどをベースに、今年はリンゴも足しました。

 

ターキーは、なるべく小さいものを選んだにも関わらず、6.3キロほどありました。「ここまで用意しておいて、中に入らなかったらどうしよう」と不安になる大きさですが、オーブンの天井すれすれでなんとか入りました。

 

この大きさでは焼くのも3時間ほどかかるので、その間に付け合わせの野菜を料理します。イギリスでは芽キャベツと栗を合わせたソテーなどが定番のようですが、日本では芽キャベツもあまりなじみがなく、高価なのが残念!

「普通のキャベツで作っても味は一緒だよね?」との思いが脳裏をよぎりましたが、見た目のことも考えて止めました。今年からは芽キャベツも栽培すべきかも?

 

芽キャベツをあきらめ、ローズマリー風味のローストポテトと、ニンジンをバターで炒めてショウガを加え、オレンジジュースで煮込んだものを作りました。こちらも、イギリスでは定番の付け合わせなのだそうです。ニンジンの方は初めて作りましたが、ニンジンとオレンジの自然な甘さにショウガが良いアクセント。気に入ったので来年も作りたいと思います。

 

ターキーは30分おきにオーブンから出し、乾燥防止のため、滴り落ちた肉汁をすくって表面にかけてやらねばなりません。付け合わせを作るのに集中していると、ターキーの世話を忘れそうになるので要注意。チラチラと時計とターキーの様子を窺いながら、さらにカブのポタージュも作ります。

 

さて、今年のターキーも美味しく出来ました。ターキーにはグレービーソース(肉汁で作ったソース)の他、クランベリーのジャムを添えるのが定番です。うちではそのときにあるベリー系のジャムを合わせていましたが、今年は紅玉のアップルソースに。たまたま先日作ったものなのですが、合いそうだという直感に従って大正解!甘酸っぱくて爽やかで、ターキーの風味を引き立ててくれました。これは来年も採用!

 

思えば、ターキーは意外に手のかかる料理です。

そもそも冷凍で売っているので丸一日かけて解凍し、ハーブ入りの塩水につけてまた一日。スタッフィングを詰め、形を整える。焼き始めてからも30分ごとに汁をかける……。

ひとつひとつの作業はシンプルですが、すべて通すと意外と大変。やっと焼きあがるころには、手をかけたせいか、なんだかかわいく思えてくるほどです。もはやただのターキーではなく、”私の作ったターキー!”、という感じ。

料理するだけでもこうなのだから、ターキーを育てている農場の人の感慨はいかばかりか。”私が育てあげた、見事なターキー!!”ぐらいには思っているのかもしれません。

 

ターキーもこれだけの大きさだと、もちろん一度には食べきれません。クリスマス後も、サンドイッチにしたりパスタに使ったりとしばらく楽しみます。骨からはいい出汁がとれるので、スープも作ります。

そして「はぁー、満喫した!」と思う頃、なんと、お店で売れ残りのターキーがぐっと値下がりしているのに出会うのです。去年は迷ったものの、また買ってしまいました。

今年は??うーん、どうしましょう。……やっぱり買ってしまうような気がします(笑)

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コメント: 3
  • #1

    凹太 (月曜日, 13 1月 2020 11:47)

    ターキーは感謝祭、クリスマスの定番です。美味しそうですね。ここではクリスマスにはスープが定番ですので、ずーとご無沙汰です。丸ごとのターキーにナイフを入れてうまく切り分けるのは大変ですが楽しい作業です。せめてターキーの中に詰めたものだけでもと思ってしまいますが、ターキーのハムのサンドイッチで我慢です。

  • #2

    ボッコちゃん (日曜日, 19 1月 2020 21:31)

    かなり大きなツリーもやっとこさ飾り、ベレンも出した。ターキーも焼いて準備OK.パネトーネもある。ささやかなプレゼントも家族に用意した。さあ、あとはクリスチャンになるだけだ。このハードルが高いのなんのって。

  • #3

    nana (月曜日, 20 1月 2020 17:14)

    凹太さん> 英米では、ターキーを切り分けるのは家長の役割だそうですね。
    スープというのは、やはりアヒアコのことですよね。あれはあれで美味しいですが、たまには違うごちそうも食べたくなるというものかも??

    ボッコちゃん> 「あとは、クリスチャンになるだけ!」そうそう、ここが一番難しいんですよね…。