残暑お見舞い申し上げます

まだまだ蝉の声がにぎやかな今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

この夏は、6月中の梅雨明けから始まり、耐えがたい猛暑が続いたと思えば、なんと季節外れに台風が来て、しかも進路を東から西へと取ったり……何かと『観測史上初』が多い、妙な夏となりました。

西日本の豪雨による災害も非常に衝撃的なニュースでした。まだ避難中の方も大勢いらっしゃいますが、一日でも早く復興が進むよう願っております。

 

世界中で異常気象が起こり、右往左往する人々の様子が報道されるのを目にすると「人類は、この先生き延びられるのだろうか」と心配にもなります。そろそろ私たちは、地球という星のことを真剣に考えるべき時期に来ているのでしょう。ナショナルジオグラフィック誌の記事などを読むと、もうすでに待ったなしの状態にあるということをひしひしと感じます。

私も、できることから少しずつ、地球にやさしいことをしているつもりですが、「まだできることがあるはず」とさらに気を引き締めて参りたいと思います。

 

さて、シリアスな話は少し置いておいて。

前に作った涼し気なお菓子の写真が出てきたので、載せておきます。夏にふさわしい、涼やかで美しいケーキはその名もずばり『ラ・メール』。『海』という意味です。

渡辺みなみさんがピナ・コラーダというトロピカルなカクテルをイメージして作ったというケーキで、ビスキュイ(スポンジ)の上に、パイナップルジュースやココナッツミルクを使ったムースを流して固め、生クリームを塗り、碧いゼリーを飾って仕上げます。このゼリーはなんと、固める前に4つに分けてそれぞれ青さが異なるようにブルーキュラソーを入れるという凝りようで、ケーキは美しい碧のグラデーションで彩られて完成するのです。

 

とても美しくて夏らしくて美味しくて、食べてしまうのが惜しいくらいのケーキですが、手がかかるので一度作るとしばらく作る気分になれません(笑)

家族の誕生日に合わせて、夏に一度だけ作る特別なケーキということになりました。

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コメント: 3
  • #1

    凹太 (火曜日, 21 8月 2018 00:53)

    きれいなケーキで美味しそう。夏は青で、冬はオレンジ色と変えたら一年中だれの誕生日でもOKかな。
    こちらも異常気象です。乾季なのに雨ばかりで、標高が2600mということもありますが、赤道の下にもかかわらず先日最低気温が2度でした。世界中でどうなるのか不安です。

  • #2

    ボッコちゃん (日曜日, 26 8月 2018)

    絵と違って一生懸命作ってもあっという間に無くなってしまうのがお料理です。一緒にいただいた人の心の中にお味と楽しかった思いがいつまでも残っているのが良いところ。一年に一度のケーキと言うのもいいものだなと思いました。

  • #3

    nana (月曜日, 27 8月 2018 23:07)

    凹太さん> いえいえ、これは夏限定なのがいいところなのではないかと。味も冬にはトロピカルすぎそうです。秋冬ならやっぱりナッツ入りのチョコレートケーキやマロングラッセを練りこんだモンブランなどがいいなぁ、なんて。春なら苺か抹茶、夏は桃などの果物でしょうか。ベリーたっぷりのトライフルにもときめきます!
    なんと、2度ですか!乾季の気温とは思えません。風邪には気をつけてくださいね。

    ボッコちゃん> 本当、あっという間に消えてしまいますよね。でもお出ししたときに「おいしい!」とすぐに反応が返ってきたりすると、”瞬時に人を喜ばせたり幸せな気分にしたりできるなんて。料理ってすごいな”と思います。絵はどちらかとじわじわ効く感じですが、料理は即その場で効きますものね!