ふきのとう

49個のふきのとう。これから私の愛刀(?)、有次の包丁で刻むところ
49個のふきのとう。これから私の愛刀(?)、有次の包丁で刻むところ

今年もふきのとうの季節がやってきました。

なぜか今年は庭のふきのとうが不発だったので、里山を散歩して集めてくることにしました。

 

毎年採らせてもらっている空き地に行ってみると、例年になくたくさん出ているではありませんか!北国では雪の間から顔を出すふきのとうが春の訪れをしみじみと感じさせてくれるのだそうですが、私にとっては、初々しい薄緑色に感嘆するものの、もはや「ふきのとう=春の味覚、美味しい山菜」です。

あまり小さいのや育ちすぎたのを残しても、まだまだたくさんあるのが嬉しくて、夢中で集めました。

 

それを使って、フキ味噌を作ることにしました。

よく洗って刻んだふきのとうをゴマ油でいため、みりんや少しの砂糖、味噌をまぜ、余分な水けを飛ばしたら完成です。

アクが強ければ刻んでから水にさらす方法もあるようですが、今回は別にアクも強くなさそうでしたし、さらしすぎて苦さがなくなったらと考えただけで悲しくなってきたので省略しました。

 

ほろ苦い春の味は冷奴でも湯豆腐でもぴったりですし、もちろん白いご飯にのせても美味しいです。

子供のころはあまり美味しいと思えなかったこのほろ苦さが、今は「ふきのとうは、やはりこうでなくては」と思うほど好きになっているのですから不思議なものです。

 

大量のフキ味噌ができてから、「こんなにあったなら一部は天ぷらにでも回せばよかったのに!」と気がついても後の祭り。このあたりのふきのとうの季節はもうおしまいです。今年は天ぷらをあきらめ、また来年のお楽しみとなりました。

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コメント: 3
  • #1

    ボッコちゃん (水曜日, 12 4月 2017 22:02)

    蕗の薹とタラの芽の天ぷらが食べたいです。こちらではミツバの代わりにセロリの葉を揚げていますが好評です。

  • #2

    凹太 (日曜日, 30 4月 2017 11:30)

    ふきのとうというと茹でたときのあの澄んだ黄緑色に煮汁を思い出します。本当にきれいで瓶詰めにしてとって置きたいくらいでした。また、早春の山でフキノトウが雪の間から顔を出していると生命力を感じます。でもやはり食べたいものです。

  • #3

    Nana (月曜日, 28 8月 2017 01:00)

    ボッコちゃん>>ああ、食べさせてさしあげたい。あんなに採れたのに、届けられないのは残念です。
    セロリと三つ葉ならたしかに似ていますから十分代用できますね。ときどき外国の料理を紹介する本を見ていると、全然似ていないスパイスを代用にするよう勧めていたりしてびっくりします。

    凹太さん>> フキノトウというと、六花亭のホワイトチョコレートを思い出します。あのパッケージも白地にフキノトウで、別に白地なのはもともとで雪を表しているわけではないのに、なんだか雪解けに見えました。