ミョウガ

あまりにすごかったので、これはブログに載せなければと思っていた写真です。

庭のミョウガは秋になってからほとんど採れなくなり、黄色く枯れ始めていたのですが、腐葉土を作って積み上げてあったところから勝手に生えていたミョウガの株から、突然わっとミョウガが出てきました。この株は特に世話もせずにいたので生育も遅く、今年は花も咲かないのだろうと思っていたものです。草を取ろうとして何気なく茂った葉を払ってみたら、なんとこんなことになっていたのでした。

なんだか、人間から隠れてこっそり集合していたところを見つけてしまったようで、収穫するのが悪いような気さえしますが、このままにしておいても腐っていってしまうので収穫することにしました。

 

スーパーで売っているものではわかりにくいかもしれませんが、実はミョウガというのは、中につぼみを持った花托を若いうちに食べる、という野菜です。普通はつぼみが咲かないよう、早めに収穫して売りだしますが、家でなら花もじっくりと観察できます。薄黄色の花弁は繊細ながら少し厚みもあり、ほのかにミョウガの味がするので、うちでは一緒に刻んで使ってしまいます。

それにしても、一株からこんなにごっそりとミョウガが採れたのは初めてで驚きました。中には10センチほどあろうかという巨大なミョウガもあり、手に載せると自分の体が小さくなったように感じたほどでした。

 

さて、これを何に使うか。これだけあると、どんな料理にもたっぷり使えます。買うと意外と高い野菜なので、ぜいたくな気分です。思わず、「ふふん」と威張りたくなるくらいです。

今回はミョウガご飯(ミョウガを刻んで塩もみしておき、炊き立てのご飯に混ぜて蒸らす)と、ミョウガのフリッター(ミョウガに切れ目を入れてチーズをはさみ、衣をつけて揚げる)で、ミョウガを堪能しました。これぞ菜園の愉しみです。

コメントをお書きください

コメント: 3
  • #1

    ボッコちゃん (木曜日, 03 11月 2016 22:09)

    茗荷の写真にびっくりです。食べ過ぎて物忘れが多くならないように祈ります。

  • #2

    凹汰 (月曜日, 07 11月 2016 05:29)

    ミョウガは大好きなので羨ましいです。特に庭でとれたものは満足感と新鮮さで抜群のおいしさでしょう。ずっと以前日本に来たアメリカ人と食事をしていた時に酢の物にミョウガが入っていました。これは何かと聞かれたので、ランの蕾と答えましいました。別れた後に間違えだと気づきました。その人は日本では蘭のつぼみを食べると今でも信じているかもしれません。その人とはそれ以後お会いしていなので、ショウガないです。

  • #3

    nana (土曜日, 19 11月 2016 09:41)

    ボッコちゃん>
    忘れたいことだけ忘れさせてくれる、魔法のミョウガがどこかに生えてはいないでしょうかね?山ほど食べたいです。

    凹太さん>
    うんうん、ショウガないショウガない!
    とっさに、そういうふうに間違えてしまうことはありますよね。たしかに葉ランには似ているかもしれません。