ハロウィーン

子供たちのいる絵画教室で、なにかハロウィーンらしいことができたら楽しいかなと思い、思案してみました。

最初は風船に紙を貼って、張り子のキャンディボックスを作ってみようとしたのですが、試作してみたらちょっと子供には難しそう。

張り子は乾かす時間も必要で、2日がかりになってしまうこともあり、オレンジ色の小さめのものを用意しておき、黒いシルエットでハロウィーンらしいモチーフを絵付けしてもらうことにしました。

 

海外の雑誌の切り抜きを参考にして作っていたのですが、そこで使っている紙に近いものが画材屋さんに行って探し回っても見つからず、手持ちの和紙を水干絵具(日本画で使う染料系の絵具)で染めて張り込みました。

風船も百円ショップでやっと見つけたはいいのですが、そこはやはり安いだけあって、空気の抜けるのが早いこと!早いものだと1~2時間で縮んできてしまいました。仕方なく、途中で一度取り出して新しいものに替えなくてはなりませんでした。

しかも風船自体が固くて、膨らませるのに一苦労。初めは、息を吹き込むと風船が膨らまずにこちらに空気が逆流してくるほどです。子供が膨らませる可能性を全く考えていないかのような作りで、「もしかして最近は風船をポンプか何かで膨らませるのが一般的なの?」とぜーぜーしながら考え込んでしまいました。

 

写真は試作品の、和紙を貼ったかぼちゃと、クレープペーパーを貼った黒猫。わりと綺麗にできたように見えますが、クレープペーパーはとんでもない厄介者で、濡れるとしわが伸びて張りがなくなり、しかもすぐ染料が溶け出してくるというおまけつき。可愛いので、本当はこれを教室で扱いたかったのですが、ちょっと難しすぎました・・・。来年はまたちがう題材を考えてやってみたいと思っています。

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コメント: 3
  • #1

    ボッコちゃん (木曜日, 03 11月 2016 22:03)

    風船を使って張り子を作るのは面白いですね。目鼻を付ければかぼちゃと黒猫に見えるところがナイスです。どちらもかわいい。和紙が沢山あるから張り子の材料には困らないね(笑)。こちらのハロウィンは気持ちの悪いミイラや骸骨などの飾り付けが多いです。近所の挙動不審な男性が顔を気持ち悪くペイントしているのを見たときはあまりにぴったりで心底怖かったです。今年はお菓子をもらいに来る子供が少なくて残念。ハロウィンが終わり一気にクリスマスモードになりました。カトリックの国だからね。

  • #2

    凹汰 (月曜日, 07 11月 2016 05:14)

    職場の保育園の子供たちが研究棟に来ました。50人以上いましたが、プリンセス、スーパーマン、スパイダーマン、ミツバチ、警察官とそれぞれかわいかったです。白クマさんは疲れて草の上でお菓子を持ったまま寝てしまいました。残念なことに会議がありまさに子供たちが帰ろうとした時に戻ってきたので話をすることが出来ませんでした。日本から持ってきたお菓子は何故か同僚たちも持っていました。まだ子供だからもらえると言っていました。

  • #3

    nana (土曜日, 19 11月 2016 09:54)

    ボッコちゃん> 日本のハロウィンは可愛い飾りが多すぎて、私としてはちょっと物足らなく感じることもあります。かぼちゃ、魔女、コウモリ、おばけ、黒猫ぐらいは街でもよく見かけるモチーフですが、もっとフリークらしいフリーク、例えばヴァンパイアやゾンビ(ミイラ男)、狼男、フランケンシュタインなどはまだまだ少ないですし。ちょっとずつ怖そうな飾りも手作りしてしまおうかと考えているところです。にせもののクモの巣なども、アメリカでは一般的ですよね。

    凹太さん> 子供たちの仮装はやっぱりかわいいですよね!喜んでお菓子をあげたくなるというものです。大きすぎる子供には「???」ですが。
    日本でも最近は近所を回ってお菓子をもらうそうです。300個くらい用意して、ドアの外に置いてあるのを、仮装した子供たちが1人ひとつずつもらっていくというのをやっている地域が市内にあると知ってびっくりしました。