ハガキ絵 参作集

講師をしておりますハガキ絵のサークルのために、8~9月に描いた参考作品たち。

毎回、参考作品のほか、観察のポイントや描くときに気を付けるところなどをまとめたプリントも作っていっています。モチーフは自分で選んでもらい、プリントを配ってざっと説明したあとは、皆さんでわいわいと楽しそうに描いています。

 

いつも、「次はどんなモチーフにしようか」「季節感があって、描いていて楽しいものがいいな」などと悩んでいますが、そうやって悩むのもまた楽しいものです。

 

ラムネは、いつも野菜・果物・花をモチーフにすることが多くて人工物を描かないので、ガラスの質感の勉強を兼ねて選びました。夏らしい涼やかさと、ちょっとしたノスタルジーが描けるといいなと思って。

 

桃は、去年も描いていませんでしたし、なによりこの時期だけのものでしたので、今年はチャンスを逃がさずに。ただ、この美しい果物を皆さんで描こうではありませんか、という気持ちで選びました。絵から、味や香りが想像できたら素敵。

 

シメジは、秋を少し先取りしてのモチーフ。天然ものではないから秋でなくてもキノコはいつでも手に入りますが、やはりどうしても秋のイメージです。モチーフに悩んでいるときに、スーパーでこの立派なシメジを見つけて「これだ!」と思いました。影の色に少し秋らしい色を取り入れつつ、なにより美味しそうに!

 

かぼちゃは、ハロウィン用に売っていたものです。ごつごつした質感や、中身の詰まった感じ、重たいものがごろりと置かれている感じを出せたらと思いました。

実はこのモチーフ、描いているうちにかぼちゃの筋が実物よりひとつ多くなっていたりして、「あれ、多い!?数えたのに!!」などと声を上げた方が何人もいらっしゃいました。そのたびに、周りからくすくすと笑い声が広がります。

でも大丈夫!自然物で形も不規則なので、おそらく実物と絵を見比べなければバレることもないでしょう。無理に直さず、ここはおおらかに描き進めることをおすすめしておきました。

 

さて、次はなんのモチーフにいたしましょう。

そろそろ花を一度取り上げたいところ。できればコスモスがいいなと思っているのですが、切り花ではあまり状態のいいものが売っていないので、摘んでもいいようなところに咲いているコスモスを探さないとならなそうです。

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コメント: 2
  • #1

    凹太 (日曜日, 02 10月 2016 23:39)

    先生が参考作品を描くというのはいい考えだとと思います。描いたものを見ると自分も描きやすくなるからです。楽しくわいわいと描いてもらえるといいですね。
    ラムネは子供のころの夏祭りを思い出します。ここにも桃はありますが、プラムぐらいの大きさで硬く、かすかに甘く、香りはありません。でもさすがに常春の地だけあって、いつでも売っています。どちらがいいのかは人によると思いますが、果汁滴る甘い桃はあこがれです。

  • #2

    ボッコちゃん (火曜日, 04 10月 2016 23:39)

    こちらのかぼちゃはバターナッツの形の物がまあまあ食べられますがおいしいわけではありません。かぼちゃと言えばハロウィンの季節ですね。かわいい衣装がたくさん売っています。私のお気に入りは小さい子が着るてんとう虫とミツバチの衣装です。太っている子も痩せている子もそれなりにかわいくなります。31日は仮装した人でにぎわいます。最近は日本でもそうかな?
    ラムネは私の中では映画館のイメージです。子供の頃映画館で買ってもらっていました。明るいうちに入るのに見終わると夜になっていて夜道をとぼとぼ帰るのが嫌でした。