梅仕事

これから「我が庭」産の赤紫蘇を入れるところ。 (黄色い水玉は、袋のデザインです)
これから「我が庭」産の赤紫蘇を入れるところ。 (黄色い水玉は、袋のデザインです)

今年はどういうわけか、庭の梅の木が立派な実をつけました。大粒で綺麗な薄緑色。数こそ多くありませんが、むしろ多すぎると使い切れなくなるのでこれはこれで良し。何年か前にたくさん作った梅酒はまだまだあるし……ということで、今年は梅干しに挑戦。

 

ちょうど新聞に梅干しの作り方が載っていて、「少量ならジッパー付きのビニール袋で作ると便利」とあったので、試してみることにしました。

梅の実が青かった場合におすすめだという、熱湯に数分漬けてから水で急冷する、『強制追熟』なる方法が紹介されていたので、さっそくやってみると、面白いように実が黄色くなりました。

梅の実が黄色くなるのを待って収穫しないでいると、風の日などに落ちて地面に当たり、実が割れてしまったりするものですが、なるほどこれなら早めに採った青梅でも使えます。

 

まずは塩だけで下漬け。ジッパー付きの袋に梅と塩を入れ、常温で3~4日おきます。全体がきちんと汁に浸かるように、重しをのせますが、「さて、何で重しをしようか」と考えているときに目に入ったのが鉄瓶。均等に重さがかかるように、袋の上に網を載せ、その網の上に鉄瓶をのせました。

 

下漬けが終わったら、塩でもんでアクを抜いた赤紫蘇の葉を入れます。赤紫蘇からじわじわと色が出てきて、チェリーピンクに近い赤紫色に発色しました。なんて鮮やか!この汁は梅酢として、お漬物の風味づけや色づけに使えるので、それも楽しみ♪

赤紫蘇は庭にあるものを使おうかと思ったのですが、量が足りないので市販の赤紫蘇も足しました。ついでに、残った赤紫蘇を煮出してジュースのもとも作ってしまいました。このジュースとゆすらうめのジュースとで、夏を乗り切ろうと思います。

 

梅干しはこのまま梅雨明けまで漬けておき、梅雨が明けたらザルに広げて乾かします。参考にしているレシピによれば、天日干しでなく室内の窓辺で干せば十分なのだそうですが、やっぱり子供のころお手伝いで漬けていた時のように、竹ザルに広げて、夏のカラッとした日差しに干したいなと思ってしまいます。

ときどき袋の上下を返しながら、美味しくできるのを楽しみに、梅雨明けを待つ今日この頃です。

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コメント: 3
  • #1

    ボッコちゃん (火曜日, 19 7月 2016 00:42)

    その季節でしか出来ない手仕事はチャンスを逃すと一年待たなければならないので決めたら即実行ですね。手間暇かけて大変そうに思えますがやってみると結構楽しいし出来上がりを待つのも嬉しい時間かと思います。こちらではそういう遊びが出来なくて残念です。

  • #2

    nana (土曜日, 23 7月 2016 11:26)

    ボッコちゃん>> 残念!「そういう遊び」、ぜひ一緒にやりたかったです。味噌づくり、果実酒、お漬物……ああ、季節のジャムを煮るのも楽しいですよね。夜までかかって、魔女のようにぐつぐつ煮たつ鍋をかき回しているのも好きです。(ジャムやコンポートならトロピカルフルーツでもできそう)
    特に味噌などは年によって色や味にばらつきがでて難しいですが、ああだこうだ言い合いながら料理して食べるのもまた楽しいものです。今年ももう少し夏野菜が採れたら、福神漬けや、ハラペーニョのピクルスなどを作ろうと思っています。ドライトマトもいいなあ。

  • #3

    凹太 (火曜日, 26 7月 2016 08:32)

    梅干しを作ったりして、うらやましい限りです。季節とともに食材をつくるなんて素敵です。負けじとなにかしたいのですが、季節もなければ材料も限られているので、できることは少ないです。マンゴスチンの皮からきれいな赤い色素が取れるので何かに使えないかなと考えているところです。ところで、福神漬け!懐かしいです。単語自体忘れていました。