展示の様子

小林奈々 植物画展

6月7日(火)~6月12日(日)9:00~17:00

北総花の丘公園 展示室1にて開催中。

 

 

関東も梅雨入りだそうですね。今日は朝から雨がよく降っていました。

 

午前中はお客様もほとんどなく、読書が思いがけずはかどってしまいました。

読んでいたのは最近気に入っているミステリ作家の長編で、いわゆる『吹雪の山荘』モノ。

つまり閉ざされた空間で次々に事件が起こり、犯人はまさかこの中に?…というタイプのミステリです。今日読んでいた本の設定は『大雪に閉ざされた大邸宅』という設定でしたが、『雪で外に出られない』『電話もつながらない』『外からの助けや警察も来ない』などという要素は定番通りです。

 

ミステリを読み慣れるまでは、「なんだかこういう設定って嘘くさくて、現実味がないよね??」などと思っていたのですが、あるミステリ作家がそれを『様式美』なのだと説いているのを読んでからは、ミステリが楽しくなりました。

 

雨に降り籠められ、時々本から顔をあげて雨にけぶるような景色を眺めながら、『吹雪の山荘』モノを読むのも、なかなかオツなものでした。

スケッチブックを持っていれば、雨の庭の景色を多少なりとも写すことも出来ただろうと思うと、少し惜しかったですが。

 

午後からは少しずつ雨も上がってきて、たくさんの方に来ていただくことができました。

さあ、展示も明日で折り返し。まだまだこれからも頑張っていこうと思います!

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コメント: 3
  • #1

    ボッコちゃん (月曜日, 20 6月 2016 23:52)

    個展期間が梅雨になってしまいどうなるかしらと心配していましたが、多くのかたに来ていただいたそうで良かったと思いました。励みになりますね。写真でははっきり見えませんがヤグルマギクがいいなと思いました。こちらはボテロが唯一有名な画家ですが彼の絵はちょっとね・・・。自分の絵を売って他の画家の絵を買ってコロンビアの人達に無料公開している功績は素晴らしいと思います。おかげでピカソ、セザンヌ、ジャコメッティ、ルノアール、ルオー、ルソー、コロー・・・などなどガラガラの展示室でゆっくり見られます。ボテロ万歳です。

  • #2

    凹太 (水曜日, 29 6月 2016 08:45)

    夏野菜、秋野菜、魚介類の絵は写真で見るといつもと違う、軽やかな感じがしました。目的が違うので描き分けているのだと思います。いろいろと挑戦出来ていいですね。雨の中、静かに本を読むというのはうらやましい限りですが、お客さんはと気になりました。雨が上がったらたくさんいらしたことでしょう。窓の外の景色もいいですね。時には静かな時間を過ごし、英気を養ってください。

  • #3

    nana (日曜日, 17 7月 2016 14:44)

    ボッコちゃん>>ボテロはモナリザのパロディが一番有名ですが、あれもある意味、ヨーロッパの伝統や歴史を無視できる立場だったからできたことなのかもしれないなと思いました。ヨーロッパ人にとっては、モナリザはもはや至上の美のひとつとして聖域に収められた作品と言えそうですし。ま、本人の作品の賛否は別として、ボテロがコレクションを公開しているのはとても素晴らしいですよね。私もあれを見て、ジャコメッティのイメージが変わりました。

    凹太さん>> ゆっくり読書できたのは、雨のひどい間だけでしたからご心配なく。むしろガラス張りの部屋から雨も楽しめましたし、そうわるくはなかったですよ?植物のように雨で体が成長したりはしませんが、心は落ち着けていいものですね。