途中経過 着彩~描写

まだ未完ですが、ここでまた一度お見せしましょう。

 

一枚目、夏野菜の絵。

放っておかれていたオリーブも着彩し、やっと全体の様子が見えてきました。光りすぎていたナスを落ち着かせ、トマトなどもなじませました。エンドウ豆と麦をもう少しきちんと描き、影や背景を整えればほぼ完成でしょうか。

 

二枚目、秋野菜(が多い)の絵。

バランスを考えるともう少しかぼちゃが大きくてもいい気がしたので、少しだけかぼちゃを大きくしました。色のバランスの問題でもあり、下図ではわからなかったことですが、大下図を着彩してみればわかったかもしれません。

キノコ(ポルチーニ)を描き込んだら、急に良くなりました。やはりどこか描写のいいところがなければいけません。

玉ねぎがなぜかうまくいかず、気に入りません。もう少しなんとかならないものか。

かぼちゃの葉もまだまとまっていません。また、注文していた額が届いたので一度入れてみたら、額でわずかに隠れる部分によって葉の構図が悪くなることが分かり、少し手直しが必要となりそうでした。

 

三枚目、魚介の絵。

急に進んで、別の絵のようですね。まだ塗れていないのは、ローズマリーくらい。

デフォルメしようと思っていたのに、イラストっぽくなりすぎるのを恐れてうまくできず、わりと写実的なままになっています。タイやサケも、ちょっと生々しいかな?……どうしようかと考え中。

これも背景をもう一度構成しなおせば、モチーフを上手にまとめることができるはず。

魚の色合いももう少し複雑にしたいところ。

 

まだまだやることは多いですが、ようやく完成形がみえてきたようです。

一時はせっかく浮かんでいたイメージが行方不明になってしまい、どうなることかと思っていたので、ここまで来られたことが感慨深いぐらい。ああ、よかった!

続きも頑張ります!

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コメント: 2
  • #1

    凹太 (水曜日, 08 6月 2016 08:51)

    美味しそうな、きれいな食材ですね。普通の植物画とは違い正確に描くというのではなく、考えることが必要なようで、いい経験になることでしょう。絵を見ていると久しく見かけないものや、トマトのようにこちらにもあるが味も香りも違うものがあり、絵から匂いや味が思い出されて懐かしく思います。

  • #2

    nana (金曜日, 10 6月 2016 00:39)

    凹太さん>> 絵から匂いや味を思い出してもらえるなんて。嬉しいです。
    こういう絵でさんざん悩んだ後に植物画を描くと、「考えずそのまま描けばいいなんて!なんと楽なの!」という気になります。なのに植物画ばかり描いていると、「ああ、見たままではなくて、もっと花を引き出したり背景とぶつけたりしたい!必要以上に細かすぎるし!」という気になってきて、そのうち「そもそも花じゃなくたっていいはず。風景も動物も描きたい!」となります。これはこれでバランスが取れていいのかもしれませんが。
    本当を言うと、絵ばかり描いていると、手を動かして立体的なものも作りたくなってくるのですけれどね。彫刻もできたらいいのに…!