珍しく何も収穫がなかった前月の骨董市。
今月の骨董市には、「今度こそ!」と意気込んで行きましたが、なかなかぴんとくるものがありませんでした。
そこで突然、猫の置物をたくさん並べたお店に行きあたりました。
店主によると、もとは奥様のコレクションだったそう。一部手放すことにしたようです。
木彫りの猫から焼き物の猫などまで20点ほどあるでしょうか。
「これでもまだ半分だよ。こういうのがまだたくさんあって、そのうえ、生きてる猫もいるんだよ」と店主。
相槌を打ちながら見ていると、ぱっと目を引く猫がいました。白と黒の縞をした、小さな猫の置物で、黄色い目が愛嬌たっぷり。しま模様が囚人服のようでなんともユニーク。猫というだけで何でも喜んで買うほどの猫好きではないのですが、この猫はちょっと面白いと思い、買うことに。
白黒の猫を手に取ろうとしたときに、箱の陰に隠れていたピンクの縞の猫を見つけました。欲しいのは白黒の猫のほうでしたが、この仲のよさそうな二匹を引き離すのも気が引けて、二匹まとめて連れて帰ることにしました。
もうひとつの掘り出し物は、ねずみの土鈴。見ていると、店主の女性が「それ、いくらなら持っていく?」と声をかけてきて、そのあと最低価格を決めてくれたのですが、それが思ったよりずっと安かたので、あっさり商談がまとまりました。箱などはついていませんが、品のいい絵付けが気に入っています。これは4年後の子(ね)年にも飾ってあげなくてはと思っています。
猫とねずみとは取り合わせがよくなかったかなとも思いつつ、桜の枝(子供が折ったのか、早咲きの桜の下に枝が落ちていたのです)とともに部屋に飾って楽しんでいます。
また絵画教室にもこの猫を連れていって見せたら、即「描く!」と言って描いてくれた子がいました。猫たちもきっと嬉しかったのではないかと思っています。絵の中の猫たちもいい顔でした。
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凹太 (金曜日, 18 3月 2016 09:47)
即「描く」と言ってもらえた猫は幸せ者です。その子は気持ちよく描いたことでしょう。さてどんな絵になったのか。想像すると面白いです。こちらでも十二支の置物は人気です。ネズミはモダンな感じがします。また、招き猫は手が動くものが店頭にあり、いらっしゃいとやっています。ほとんどすべてが中国製で残念なことに顔がきついのが多いです。職場の同僚に、飼い猫にManekinekoと名付けて人がいます。この子たちの写真を見せましょう。
nana (木曜日, 05 5月 2016 23:10)
凹太さん>> 描いてくれた子は私が写真に撮ったのと違って、猫のしっぽが合わさるように2匹を並べていました。そちらの方が「仲良し」という感じに見えます。でも私は仲良くしすぎていない方が見ていて気持ちいいなと思って、しっぽが外を向くように並べました。同じものをどう並べてどう描くか、も絵の面白さですね。