また新しい一年が始まりました。なんだか春のように暖かい新年ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
振り返りますと、昨年もいろいろなことがありました。
まずは、アトリエの生徒さんよりお話をいただきまして、子どもたちとそのお母様方とに絵を教える小さな教室も開いたことです。
大人相手とはまた違う「教える」ということの難しさを感じつつ、またいつの間にか固くなっていた私の石頭ぶりに気づいて愕然としながらも、表情も心もくるくると転変する子どもたちに新鮮な驚きを与えてもらっています。
まだまだ試行錯誤していますが、のびのび楽しく描いてもらえるよう工夫
して、絵をもっと好きになってもらえたらいいなと思っております。
そして昨年で一番の窮地は、大事な大事な商売道具にして利き手でもある我が左手に、うっかり怪我など負わせてしまった事でしょうか。
妙な怪我の仕方だったので、診て下さったお医者さんに「どうやって切ったんですか?」「本当に自分でやった怪我ですか?」と何度も訊かれ、内心「自分で切ったのではなかったらこんな落ち着いてなんかいるものか…!そんな問答よりも早く処置して!」と思わずにはいられませんでした。
でも、受け持ちの時間外だったのに丁寧に縫って下さったお医者さん(そのときは命の恩人のように見えました)と、どこかにいらっしゃるのかもしれない芸術の神様、そして持ち前の強靭(?)な生命力のおかげでしょうか、幸い今では何の支障もありません。
その後、仕事にはずいぶん遅れが出ましたが、その間に利き手の代わりによく使ったために右手の器用さが増し、さらに両利きに近づくことができたのは大きな収穫でした。
『カッターは我が有能な助手にして、時に我が意に背くことあり。扱いには相応の気を払うべし』
『転びしときは、足掻かず、暫し安静にせよ。起きるまでにはせめて何かを掴むべし』
というのが今回得た教訓です。
そんなわけで昨年は思うように描きたい絵を描くことができませんでしたが、今年は仕事以外の自分の絵もたくさん描くことが目標です。描くべき絵がもう何枚か頭の中に像を結んできてしまい、「早く描いてくれ!」と訴えてきているのがわかります。ああ、大きな絵が描きたい!
去年の分も含め、今年は『おさるのジョージ』のように楽しく描いていけたらと思います。
また、今年はもう少し短めの文章で、その分ちょくちょくとブログの更新もしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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凹太 (木曜日, 07 1月 2016 11:37)
明けましておめでとうございます。一年たつのは早いですね。教室で教えているようですが、教えるのは意外と難しいことで、また教えているのではなく教わっていることも多いと思いますがいかがでしょうか。いずれにせよ楽しく、前向きにやってください。そして怪我には気を付けてくださいね。さもないとこのお猿さんのように足で描かなければならなくなります。
ボッコちゃん (木曜日, 07 1月 2016 18:11)
おさるのジョージの絵本は私てきには結構ツボ。コロンビアでは子供向けにテレビでやっていました。語学力は子供以下なので見ていましたがジョージはスペイン語ではホルヘと発音します。「ホルヘ~ホルヘ~」と呼ばれていたけど何だかね。ジョージはジョージだよね。
nana (金曜日, 08 1月 2016 10:17)
凹太さん>本当に教えることは教わることでもありますね…。人生勉強をさせてもらっています。ときには主婦の情報ネットワークの恩恵にあずかることもありますし(笑)
はい、怪我には気をつけます!締め切りに追われているときは、私がもう一人いたら頼めるのにとか、足も使って描けたらどんなに早いかなんて思いますけど。
ボッコちゃん>ジョージの天真爛漫なところ、いいですよね。好奇心に負けて何かをいじっては大きな騒ぎを起こしたりもしますが、かわいいです。黄色い帽子のおじさんは振り回されつつも、ジョージと暮らすのを楽しんでいますよね♪ でも「ホルヘ」は……やっぱりなんだかかわいくなく聞こえます;