夏のはじまり

人魚の置物や貝で涼しげに
人魚の置物や貝で涼しげに

こんな時期に台風が?といぶかりつつ、雨に降りこめられていたのが嘘のように、ここ何日かはよく晴れた暑い日が続いています。


つい先月まで温かい紅茶ばかりだったのに、今ではアイスティーと麦茶を冷蔵庫に常備。マグカップを仕舞って、代わりに大ぶりのグラスをたくさん出しました。テーブルクロスもソレイヤード(プロヴァンスの生地メーカー)の水色のプリント地に替えたら、目にも涼しげになりました。


上の写真は、玄関に置いた棚のディスプレイです。骨董市で出会った陶器の人魚(以前にも紹介しました)に貝とサンゴ、あじさいのドライフラワーを合わせました。白いレースや白い貝でできたお皿が涼しげです。

まずこの人魚を飾ると決め、それから人魚に合わせて周囲の小物を選んでいきました。物思いに沈んだ人魚の表情を壊さないよう、静かで落ち着いた、少し感傷的な雰囲気でまとめています。

こういうディスプレイをするときは、「夏だから青系の色を使う」というよりは、質感や素材が涼しげなものをうまく使う方が品よくスマートにまとまるらしい、と学びました。もっと暑くなったら、あじさいをやめて、ガラスの瓶かキャンドルスタンドなどを添えてもいいかもしれません。



庭ではナス、ミニトマト、ピーマン、ミョウガ、シソ、ブルーベリーが収穫できるようになり、食卓もすっかり夏に!

特にナスなどは採れたてのおいしさがよくわかる野菜で、庭で作ったものをすぐ料理して食べられる喜びを、文字通り”噛み締める”ことが出来ます。きゅっとした歯触りと、数日たつと不思議と消えてしまう独特の青い味とみずみずしさ!

また、ナスは和・洋・中と幅広い料理に使えるので飽きることもなく、毎年しみじみと「ああ、植えて良かったわ」と思います。


たしか『菜園は主人の足音で育つ』というのだそうですが、水やり以外の世話がすべて後手後手に回っているような手入れの悪い庭なのに、よくもまあ健気に実をつけてくれるものです。

毎年、ホワイトボードに収穫した野菜の量をメモしているのですが、すでにナスは12本、ピーマンは10個。まだまだ夏は始まったばかり、今後の収穫も期待できそうです。

とはいえ、やっぱり一方的に搾取するばかりでは後ろめたいので、追肥や除草、支柱立てなど、もう少しまめに手入れしてあげようと思います。

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コメント: 2
  • #1

    凹太 (木曜日, 23 7月 2015 08:34)

    涼しげでいいですね。このサンゴはどこかの海で見たような気がします。庭で採れた野菜は香りも良くおいしいですよね。プラス収穫の喜びもあります。で、ミョウガか、いいな。シソの種を何回か蒔きましたがすぐ花をつけてしまい大きくならないのです。(日長と関係があるかも。)思う存分家庭菜園を楽しんでください。

  • #2

    nana (月曜日, 10 8月 2015 12:50)

    シソ、そちらでは育たなくて残念ですね。
    『どこでもドア』があったら、ぜひともミョウガやシソをたっぷりと届けてあげるのですが。そしてそのあとはドアをあけっぱなしにして、こちらには涼しい空気を送って下さい。