ハワイ ~カウアイ島2~

ホテルは「コンドミニアム」と呼ばれる、豪華なマンションのようなタイプでした。キッチンがあり、自分たちでスーパーへ食材を買い出しに行き、料理して食べることができます。食器洗い機や洗濯乾燥機もついていて、普通のホテルよりも「ここで生活している」という気分を味わうことができます。実際に長期滞在に利用する人も多いとか。羨ましい限りです!

 

さっそく近くのスーパーマーケットへ。外食や出来合いのものを買って食べることなどが続き、フレッシュなものが食べたくて仕方なくなっていたので、サラダ用の野菜や果物、それから現地ならではの食べ物をいろいろと購入。

国内でも海外でも、旅先ではスーパーに寄るのですが、やはりスーパーに行くと、その土地の生活が感じられて面白いです。カウアイ島にも日系人は多いらしく、スーパーでも味噌、うどん、のり、だしなどが売っていました。

焼きたてのクッキーなどをおいてあるコーナーにも大福のようなものを発見!でも皮の色が派手な紫色に着色してあります。「紫いもかな?」と思ってラベルを読むと”PEANUTS-BUTTER MOCHI ”とあります。「ピーナッツバター餅?!それは何ぞや?」という話になり、買ってみることに。おそるおそるかじってみると、色はすごいけれど大福の皮は普通の味で、中には餡の代わりに甘さ控えめのピーナッツバター!大福としては違和感がありますが、大福ではなくこういうお菓子なのだと思えばそんなに違和感のない味でした。きっと餡が入手しづらくて、代わりに使えるペースト状の甘いものがないかと思って組み合わせてみた、というところではないでしょうか。こういう変わったものに出会えるのもスーパーを探索する楽しみです。

私はコリアンダー(パクチー、香菜、シアントロとも呼ばれるハーブ)だけは苦手ですが、大抵のものは食べられるので、旅先で現地人が食べているものにトライすることも。それもいい旅の思い出です。


私たちの泊ったコンドミニアムは庭が海に面していましたが、ビーチという様子ではなく泳ぐには向かないようでした。かわりに中庭には小さなプールがあり、その近くにはヤシが植えられていて、ハンモックがかかっていました。

ハンモックにロマンを感じ、さっそく寝転んでみましたが、バランスを取るのにはちょっとコツがいるよう。でもまぶしいほどの青空とヤシの木を見上げながら、海風に吹かれて寝転んでいるのは気持ちのいいものです。もっと長く滞在するなら、ここでハンモックに揺られながらひねもす読書をするのも良さそうでした。


今回は長く泊まることはできませんでしたが、もしチャンスがあればひと月ぐらいのんびり滞在して、鮮やかな熱帯の花の植物画を描いたり、ハンモックで本を読んだり、砂浜で一日海を眺めたりしてみたいものです。

でも休暇はこれで終わり。ゆったりした島の時間との別れを惜しみつつ、美しい海の色をしっかり目に焼き付けて、また日本に戻ってきました。