アトリエ百花:アトリエ百花:水仙

水仙 (実物はもっと背景に色がついています)
水仙 (実物はもっと背景に色がついています)

昨年12月18日発行の千葉ニュータウン・エリアの情報誌『いどばたカフェ』で、私のことを記事にしていただきました!ニュータウンのあたりではポストに配られるようなので、お読みになった方もいらっしゃるかと思います。

当日はとくに反応もなくて「あれ?」という感じでしたが、そのうち「読んだよー!」と声をかけて頂く事が増えてきました。記事では、いろいろとステキに書かれているので、自分のことながら自分でないようで、少々気恥ずかしいくらいでしたが……。

私本人や作品の写真も載っているので、なんだか「面が割れた」ようで、しばらくは近所やスーパーへ出かけるのにどきどきしましたが、帽子を目深にかぶって有名人ごっこを楽しみました。

 

また、水彩画教室『アトリエ百花(ひゃっか)』の紹介もしていただいたので、年が明けてからもお問い合わせをいただくようになり、新規メンバーも増えました!本当にありがたいことです。

 

アトリエ百花では、新年が明けてまず、水仙の花と独楽(こま。「独りで楽しい」と書くので気に入っています)のモチーフを描きました。ちょうどわが庭の水仙がほころんできたのですが、なんとか人数分を集められそうだったので、予定を変えて水仙にしたのです。お正月らしく、赤い線が引かれた懐紙を下に敷き、ちいさな瓶に水仙を生け、木の独楽を添えました。

モチーフを配ると、「わぁー、いいにおい!」「清楚なかんじがしますね」と、歓声が上がりました。その反応をにこにこと眺めながら、「それを描けるといいですね」と言うと、「えーっ!」「難しそう!」というお返事。

でも、“新鮮な気持ちでモチーフに向き合って、その感動を描く”ということが、やはり一番大切なのです。


毎回、参考作品として1枚同じモチーフを描いてみるのですが、今回は植物画のようには描きこまず、さわやかな雰囲気で仕上げてみました。皆さんは、さわやかに描いてみたり、背景にストーリーを持たせたてみたり…。


やはり白い花を白い紙にどう描くかが悩みどころであったようです。おのおの、背景や花びらの影色を工夫していました。その様子を見ていると、皆さんの成長ぶりが実感されてきます。前は白い花というと「先生、どうしましょう」という質問の連続だったのに、もうご自分のやり方を見つけつつあるのだなと思うと感慨深いです。

よく「いろいろ教えていただいているのに、上達しなくってごめんなさいね」などとご謙遜なさいますが、全然そんなことはありません。自覚なさっていないようですが、デッサンは早く正確になってきましたし、絵具や筆の使い方も変わってきました。

きっと『岡目八目』なのでしょうね?


さて、次回は節分のモチーフ。楽しみです!

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コメント: 3
  • #1

    ボッコちゃん (月曜日, 02 2月 2015 23:26)

    新年に水仙の花は似合いますね。寒中見舞いのはがきにささっと描けたらと思います。(描けませんのでお時間があれば送ってください。優先順位最後でお願いします)こちらは瀕死状態だった部屋のブーゲンビリアが復活し綺麗な花を咲かせています。この国はどの花も香りがないのが不思議です。四季がないのが原因ではと凹太さんは言っていますがどうでしょうか?健康に気をつけて充実した毎日でありますように!

  • #2

    凹太 (金曜日, 06 2月 2015 11:01)

    学生だったころ、1月になると決まって水仙を買っていました。玄関に置くと、その香りがお出迎えしてくれました。トイレに活けておくと寒いので長持ちし、トイレに行くのがなんだか楽しみになりました。 水仙はともかく花瓶と水は難しそうですね。私にも描けるでしょうか。

  • #3

    nana (土曜日, 07 2月 2015 12:59)

    ボッコちゃん> ブーゲンビリア、回復してきたみたいでよかったですね!心配していたのですが、ほっとしました。(私からよろしくと伝えてください。)また暇をみてお便りしますね!
    凹太さん> 伺った家の玄関に良い香りの花が活けてあると、「わぁ~!」と思います。食卓に飾るには香りの強すぎる沈丁花なども、玄関やお手洗いにさりげなく生けると素敵です。  あら、珍しいことを。水仙の時期に日本にいらっしゃるようなら、いつでもお教えしますからね!