あんず

たまには庭のことなど。

初夏らしいさわやかな時期はあっという間に過ぎ、梅雨となりました。この数日続いている大雨はことさらに激しく、なんと、すでに平年の6月ひとつき分の雨が降ったとか!

湿気が多く、いろいろとやっかいなこの時期ですが、実は挿し木には一番いい時期。バラ、アイビー(ツタ)、サントリナ(ハーブ)など、いくつか挿し木していますが、どれも順調です。

 

冬の間、室内に入れていた植物も、5月からは外に出しています。反日蔭から少しずつ日の光に慣れさせていましたが、もう日焼けすることもなく元気になりました。

しかし、種から育てて十年超、もう私の背より大きくなったアボカドには「そろそろ実をつけてくれてもいいんだよ」と時々ささやいてみているのですが、花さえつけてくれません。

 

ジャスミンの仲間、バンマツリは外に出してほどなくうす紫色の花を大量に咲かせ、いい香りをあたりに漂わせてくれました。

 

鉢植えのレモン、スダチ、夏ミカンも爽やかな柑橘系の香りの花をたくさん咲かせて、いろいろな虫を呼び寄せていたので、これは実りも期待できそう!ブルーベリー、ラズベリーも今年は調子がよさそうです。

 

去年は採りそこねたせいで2メートルほどの高さまで茂って大株になったアスパラガスは、この春ずいぶんたくさんの芽を出してくれ、32本の収穫!いろいろな料理に使える野菜ですが、とれたての甘さを生かして、シンプル極まりなくゆでてサラダにして頂きました。やわらかくて甘い…!

 

そして今年一番の収穫になりそうなのは、杏です。うちの杏は毎年よく実るわけではなく、前に一度だけ16キロも採れたことがありましたが、例年は杏ジャム2瓶くらいの量しか実りません。

しかし今年は大豊作!昨日今日の雨で落ちた杏の実だけですでに5キロ!

それでも減ったようには見えないくらい、まだまだ木にはたくさんの実がなっています。やわらかな橙色に色づいた杏がたくさん実った光景は、とても心豊かな気分にさせてくれますが、同時にこんなにたくさんの実をどうしようと心配にもなります。

昨日は3キロほどをジャムにし、冷凍しましたが…。

杏は甘く煮てジャムやコンポートにするだけでなく、種を割って中の杏仁を取り出して、杏仁豆腐を作るという楽しみもありますが、それにしてもおそらく20キロほど採れるだろう杏を使い切るのはとても大変そうです。

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コメント: 3
  • #1

    凹太 (火曜日, 01 7月 2014 11:09)

    花が咲いたり実がなったり、楽しそうですね。最初に目で、次に香りを、仕上げにおいしさを楽しめたら満点ですな。せめて香りだけでもおすそ分けが欲しいものです。バンマツリ、柑橘いいですね、思い出すとさらに羨ましいです。

  • #2

    nana (水曜日, 02 7月 2014 07:26)

    凹太さん:
    そちらの花にはほとんど香りがないとのこと。一年中咲くせいでしょうか。
    香りが重要!な凹太さんにはつらいところですね。花の香りも、送ってあげられるものなら空輸で送ってあげたいです。
    杏は結局、かなり厳しく選別して、良い実だけを使いましたが、はねた実を入れれば20キロは確実だったと思います。来年はきっとほとんど採れませんね!

  • #3

    ボッコちゃん (水曜日, 02 7月 2014 08:09)

    果物が実っている風景は私も大好きです。干し杏が家庭でも出来ると良いのですが
    色が汚くなって上手く出来ないのが残念無念。それにしても今年は豊作でしたね。
    ジャム作りご苦労様です。