桜餅

毎年桜餅を載せる織部のお皿
毎年桜餅を載せる織部のお皿

このところ、早く仕上げなければならない絵があったので、好きなことをする時間がとれず、たまにちょっと遊んでみてもなんだか楽しめませんでした。(受験生のころを思い出しました)

でもやっと絵が完成したので、「今日は好きなことをして遊ぶのだ!」と決め、午前中は骨董市を冷やかし、午後は漆製品やアンティークの家具をみがいたり、桜餅を作ったりしました。

なんて幸せな時間…!

 

桜餅は年に1~2度しか作りませんが、それでも子供の頃から毎年作っているので、だいぶ手馴れてきたようです。仕上がりも昔に比べてずっと整っているし、10個作るのに30分かからなかったような…??

せっかく茶道も習っているので、薄茶を点てて、桜餅と一緒にいただきました。一口食むと口中に桜の風味が広がって、「ああ、今年も春が」と思いました。

 

汚れて曇っている漆塗りの裁縫箱は、サラダオイルと歯磨き粉を混ぜたものでクリーニング。前に骨董市で買った木彫りのお盆はオリーブオイルで、アンティークの家具は専用のワックスで磨きました。

一生懸命磨くと、どれもしっとりと色が落ち着き、ツヤも出て、貫録のある姿になってきます。

「よしよし、ここまで手をかけただけあるな!」と自己満足できる仕上がりになるまで磨きましたが、椅子6脚と棚をひとつ磨き終えたところで疲れ、今日はここまでにしました。

 

本当はまだやりたいことがいろいろあったのですが、それはまた今度のお楽しみ。

豊かな気持ちで、充実した午後を過ごしました!

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コメント: 2
  • #1

    凹太 (月曜日, 03 3月 2014 07:14)

    生活を楽しんでいるようでうらやましいです。桜餅は季節を感じさせますね。こちらは一年中同じ気温。植物園や公園で桜を見たことがありますが、花はいつでも咲いています。いつも咲いているということはその数は少なく、何の華やかさもなく、むしろ痛々しい感じがしました。新緑も濃い緑の葉も小さなさくらんぼも何でも一緒です。日本では冬の寒さに耐えて一気に花を咲かせますよね。植物はどちらが幸せなのでしょうか。尋ねられるものなら尋ねてみたいものです。

  • #2

    ナナ (土曜日, 08 3月 2014 10:57)

    一年中、花も実もついている果樹とは…たしかにちょっと痛々しい気もします。でも高校(中学?)の漢文の教科書にでていた『桃源郷』も、年中、花が満開で実もたわわに桃がなっている、という設定だったような。それはぜんぜん痛々しくはありませんね。理想郷という感じで。
    漢文では、「もう一度行こうとしたが決して見つけられなかった」という結末でしたが、『桃源郷』と『迷い家(まよいが)』は、私も一度行ってみたいものです。