カルタヘナ編:ビーチ

セントロから少し離れたところにビーチリゾートがあり、そちらにも2泊しました。

コロニアルの街並みとは一転、高層のホテルが砂浜に沿って立ち並んでいます。

案内された部屋は15階で、ビーチに面していました。夕方になると、ベランダのすぐ前をペリカンが飛び交います。こんな目の前でペリカンが飛ぶのを見たのは初めて!近くで見ると結構大きい。ホテルのあたりを風に乗って大きく回り、飽きると海の方を飛んだり、海に突っ込んで魚を捕ったりしています。

嬉しくて写真を撮ろうと思いましたが、速すぎてうまく撮れません。私は早々に諦め、代わりによく観察することにしましたが、凹太さんはダメもとでとにかくシャッターを押してみる、「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」方式で頑張っていました。(そうして成果だけかっさらう私。)

 

ビーチにもいきました。貝殻などはほとんどなく、ちょっと残念でしたが、波と遊んでいるだけでも楽しい。レンタルのパラソルと椅子を借りて涼んでいると、次々と物売りがやってくるのには閉口しましたが。

サングラス売り、ジュース売りの他、私の髪を撫でて「きれいな紐で結ってあげる」と言ってきたり、「足にオイルを塗ってあげる」と言って断っているのにどんどん塗り始めるおばさん(多分面白がっている)などもいて、あまりのんびりできません。

 

むしろホテルに帰って、ベランダに置かれた椅子から、ジンジャーエールを飲み、潮風に吹かれながら海を眺めているほうがのんびりできました。この旅に出るために、日本でほとんど寝ずに仕事を片づけていた日々がうそのよう。12月だというのも、うそのよう。地球の裏側にいるというのも信じられない。でも私は、ここで海を見ている…。

 

暮れなずむビーチと、時一刻と色を変えていく空を眺めながら夜を待つ。こういう、なにもしない時間というのもいいものです。時が、縦に刻まれることなく、横に流れていきます。

 

 

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    凹太 (月曜日, 21 1月 2013 10:40)

    ペリカンがスッーと目の前を滑らかに飛んでいるのを見て、「俺もとびてぇ。」と思ってしまいました。よく観察すると羽の少しちぎれたやつとかがいて、ターンするたびに高度を上げるのですが、しばらくするとまたやって来ました。自分達に見せるために飛んでいるのかと思うほどでしたね。また、すぐそばに飛んで来たので「オー」と思わず言うと、此方をちらっと見て行くような気がしましたよね。ペリカンに面白がられていたのかもしれません。

  • #2

    ボッコちゃん (火曜日, 22 1月 2013 23:53)

    ペリカンは動物園でしか見たことがないので、えっ、飛ぶんだとか思ってしまいました。(確かに鳥だった訳だけど)海岸で強引にマッサージしてあげるとおばさん達に凄まれたのには困りました。断ってもどんどんオイル塗って来るし。近くで果物を売っていたおばさんが、いい加減にしなさいよと止めてくれたので(たぶんそんな事を言ってくれたはず。スペイン語だったので判りませんが)笑いながら去って行きました。生活掛かっているからね。事情は良く解りますが、怖かったです。

  • #3

    nana (月曜日, 28 1月 2013 21:00)

    凹太さん、
    「俺もとびてぇ。」に吹き出してしまいました。(言葉遣いがいつもと全然違うものでしたから!)でも、ほんとに気持ちよさそうに、しかも得意げ(!)に飛ぶんですよね。あれだけ大きいのだから、知能も高そう。こちらのこともわかっていたのかも。
    飛べるものなら、私も飛びたいです。

    ボッコちゃん、
    ただのんびり海を見ていたいだけなのに、次々と物売りが来るから大変でしたよね。
    と、物売りが来そうになると波打ち際に逃げ出していた私が言うのはなんですが。