コンサート 後日談

16日、賢治記念館にてチャリティのピアノコンサートがあり、私もパンフレットとポスター(手書き、一枚のみ)を手掛ける、という形で参加させてもらいました。

 

ポスターは当初の予定になく、他の仕事が終わってから慌てて描き始めたので、レタリングまでは手が回りませんでしたが、パンフレットと違い、カラーで『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』の絵が描けて、楽しかったです。

(物語を絵にする、ということに興味があり、いつかそんな連作を日本画か水彩で描いてみようと思っています。)

 

またコンサート会場では、チャリティにと、植物画の絵はがきを販売していただきました。きっと売れ残るから沢山送っては迷惑になるだろうと、4種類を60枚ずつ送ったのですが、なんと完売した!とのこと。嬉しい驚きです。

販売してくださったスタッフの方々のおかげです。有難うございました。

 

でも実は、絵はがきの完売よりも嬉しいことがありました。

私が描いたポスターを気に入ってくださった方が、飾りたいとおっしゃって、ポスターを持って帰られたそうなのです!

慌てて描いたポスターではありますが、時間がなくても「やっつけ仕事」にはせず、コンサートという非日常をちょっと引き立て、また宮沢賢治の世界も楽しめるようなポスターをと頑張ったつもりです。なので、そうして飾りたいとおっしゃるほど気に入ってくださった方がいたと聞いて、とても嬉しくなりました。

時々こういう「冥利に尽きる」ことがある、というのがものを作る仕事のいいところなのではないかと思う今日この頃です。

 

ただ、手元に戻ってくると思っていたので、ポスターの写真を取っていませんでした。これはちょっと失敗です。

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コメント: 1
  • #1

    ボッコチャン (水曜日, 20 6月 2012 11:49)

    あ~ら 残念!見られないのですね。