ようやく完成!

「桜の時期までに」と、お約束していた屏風がやっと描きあがり、先日お届けしてまいりました。高さは170㎝ほどあり、なんだか描いても描いても終わらない気がする作品だったので、完成した時は本当に”肩の荷が下りた”気がしました。

 

桜が大きく入った構図は沢山あるから、桜が咲いた山の風景を…とのご注文でした。

桜の他に、桃やコブシ、サンシュユなども咲いて、のどかな春山です。

 

 

さて今回、初めて表具屋さんに屏風を注文。制作にはひと月かかるとのことで、どきどきしながら屏風の到着を待ちました。

そして届いた屏風は待った甲斐のあるものでした…!ひと目で技術の高さを感じる出来ですが、その緊張感にもどこか手仕事のぬくもりがあります。

 

こういった日本の伝統技術は本当に素晴らしいものです。思わず、ほぅとため息。 

私もいつかこうして誰かに「ほぅ」とため息をついてもらえるような仕事をしてみたいものです。