イギリスの旅 1

先日、イギリス旅行から帰ってきました。中学生くらいからでしょうか、ずっとイギリスに憧れていたのですが、やっと訪れることができました!

 

イギリスに詳しい方との二人旅。やはり水先案内人がいると頼もしいし、「あれは何」「これはどんな食べもの」と訊ねられるので面白い!

 

始めてイギリスに行くなら、まずはロンドンそれから湖水地方やコッツウォルズ…というあたりが定石なのでしょうが、なんと今回はスコットランドへ。

ヒースロー空港からユーストン駅へ移動する間に、ちらりと横目に見ただけでロンドンに背を向け、寝台列車『カレドニアン・スリーパー』でひたすら北を目指します。

寝台列車は中国を旅した時以来。あの時の3段ベッドのイメージが強かったのですが、この列車は快適で、部屋には寝台の他に洗面台もついています。備え付けの毛布が、深緑のチェックの毛織物であるのがなんともスコットランドらしくて嬉しくなりました。食堂車でのお茶も楽しい!童話の中にもぐりこんだような気分です。

 

朝、目が覚めるともうイングランドを抜けて、スコットランドに入っていました。エディンバラを過ぎて更に北西へ。終点のフォート・ウィリアムに。

ここからマレイグとを結ぶウェスト・ハイランド鉄道は、ハイランドの景色を満喫できる路線。残念ながらこの日は汽車には乗れず、普通の列車でしたが、それでもいくつもの湖や、枯れかかったシダが黄土色に、かろうじて残ったヒースが赤紫色に、山肌を毛布のように覆う眺めを楽しみました。途中、うさぎと鹿も見かけました。

野生のブラックベリーが手が届きそうなところにたわわに実っていて、いますぐ摘んでジャムにできたらなぁ、とひとりため息。

 

嬉しいことに、イギリスでは長距離の列車などでは必ず、紅茶やチョコレートバーなどを売るワゴンが回ってきます。250円弱くらいで、大きな紙コップに入った紅茶を買って、外を眺めながらお茶を飲めるのです。列車の旅を楽しむ、という感覚がイギリスには当たり前の模様。素敵です。