グリッシー二

かりかりに焼けました
かりかりに焼けました

イタリア好きの知人から「おいしいから、食べてみて」とオリーヴオイルのおすそ分けをいただきました。彼女は、イタリアに行くたびに、当たり外れを覚悟していくつか選んでくるのだそうですが、これは当たりだったとのこと。

 

さっそく味見をしたいけれど、いつも焼いているパンにはちょっと合わないような気がして、グリッシー二を焼くことにしました。

 

グリッシー二は細長いパンで、イタリアではオリーヴオイルをつけたり、生ハムを巻きつけたりして食べます。ごくたまにカルディなどで買いますが、折角だからと作ってみると……ホントに簡単。一次発酵だけなので、時間もかからず気軽に作れます。形も、手で適当に棒状に伸ばすだけ!

 

いただいたオリーヴオイルはかなり青い味がして、おもわず出た感想が「樹液みたい」。

濃厚で、後味はすこしぴりっとして、なかなかの美味しさ!

小さい頃はオリーヴ独特の、クセのある味が苦手だった記憶があるのに、いつの間にか平気になって、おいしい!!と感じるようになっているのだから不思議です。

 

でもイタリアの子供はきっと小さいころから親しんでいるから平気なのだろうなぁ。

食堂で料理にどばどばとオリーヴオイルをかけるイタリア人を目撃したという話はよくありますし、イタリア人の書いた料理のレシピも、時々信じられない分量のオリーヴオイルを使っていたりします。

 

そして最近知ったのですが、イタリアでは風邪をひいたとき、オリーヴオイルを飲むそうです。日本でいう卵酒みたいなものでしょうか。ちなみにアメリカではチキンスープ!

意外とこういうところにお国柄が出るものですね。